カルビ屋八戒 美作店




 

 

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社長挨拶

社長挨拶

 

 

 

 

【今まで】
今から47年前の昭和47年、大きな野望を持った26歳の青年が地元にある銀行を急に辞め、美作市林野の自宅近くのおんぼろ倉庫でお弁当や仕出しの業を起こした。その青年とは㈱大広 現会長 安東達雄、私の父である。
その頃の日本は高度成長期ながらも、オイルショックやアメリカ型ファミリーレストランの台頭など、急激な時代の変化そして人々の価値観すらも目まぐるしく変動する時代の苦難を乗り越え、1997年までにペンション湯郷(現 リゾートイン湯郷)とゆのごう本陣4店舗(林野店・院庄店・河辺店・衆楽公園店)まで会社を発展させた。
 
【時は経ち】
 1996年 秋、大学を卒業し東京でサラリーマンをしていた私は、ある一本の電話で帰郷を決めました。電話の内容とは、我社の中核の担っていた『ペンション湯郷』の火事のこと。私は驚きと同時に家業を継ぐことを決意し1997年2月に㈱大広に入社。
 今日まで23年間、多くの新店・改装を繰り返し、従業員の意識改革・労働環境の改善を行い、飲食店で働く喜び自ら体感し『水商売』と言われ続けていたこの会社を何とか『外食産業』のステージにあげたい!『脱水商売』だ!そんな思いで仕事を続けていました。
 
【近頃思うこと】
 今までやってきた『脱水商売』そして『産業』へといった思いは今でも当然思いながらも、反面『水商売』の大切なところ、具体的に言えばドタバタドタバタそしてドロドロになって働く何とも言えない泥臭さのある現場こそ充実したものがあります。そんな大変だけど汗をかいて努力した結果、お客様に『おいしかった、また来るよ』って言われ『ありがとうございました』って返すやり取り。
当たり前かもしれないけど、実はこれこそが飲食店の醍醐味!!
 
 飲食店の働く喜びってものは、私はこう思う。自分たちがお肉や野菜などを吟味して選び、そして調達。その素材を人が調理し、人が味をつけて美味しい料理にしていく、そしてお客様の目の前にベストの状態で人がお届けする。そしてお客様はその調理した人や接客してくれた人に『ありがとう』って言ってくれる。こんな一貫してはじめから終わりまで『人から人へ』繋がっている産業も少ないのではないでしょうか。すなわち注文から加工、そして加工から販売まで一軒のお店で完結してしまう。そこに他の産業と違う外食産業の働く喜びのヒントがあるのでしょう。
 

 

 ~2019年度~
2019年度の所信はシンプルに【価値づくり】
 いよいよ大広にとっての新年度が令和元年とともに始まります!
来年の東京オリンピックを控え、今年は消費も盛り上がることが期待される。盛り上がった消費マインドをがっちり掴むために、ワクワク、ドキドキする付加価値の営業スタイルで攻めていこう!!
 では、どんな付加価値がカギになるのか?
我々の舞台はファミレス。しかも専門的な料理に特化し、その料理をいかに美味しく召し上がっていただくか、そのための店舗だったり設備にお金をかけてお客様を迎え入れる。
もうひとつ大事なのは『』。
専門的な料理を仕込み、料理し、お客様に提供し、片づける~といった流れは昨今『AI』という流れはあるにはあるが、やっぱり大広は『人』。『人』が付加価値を生み出す原点だと考える。

これからも消費税の引き上げ、禁煙化、ハサップ、働き方改革、インバウンド等 懸念される問題は数多くある。それらを解決していくにも、店舗にそれぞれにあった付加価値を備え、社会にとって価値ある会社を目指し、健全な会社運営をすることが大事であると思う。
 
今一度、お客様にとっての価値が ”何なのか” を見つけにいこうー。
 
 
 
 
 過去の所信 のいいやつだけ紹介
 
 
~2015年度~
 【人中心の会社創り】
 私も42歳になり後厄を終えた歳を迎え今更ながら自身の人生にちゃんと向かい合わなければいけない歳であると自覚している。
 というのも、数年前から会社とは如何にして正しく存続するべきかを頻繁に考えるようになった。利益よりも働く従業員の幸福や、うちのお店に足を運んできてくださるお客様の楽しみを比較的優先してきた結果、会社の利益的な視点からの発展や成長を少し鈍化させてしまったと思ったからである。
もちろん悲観的な想像ばかりしているわけではなく、そんな㈱大広の体質と過去の経験、考え方をベースにしながら、これからを考える。
お客様の満足と従業員の幸せと会社の利益(ちから)のトライアングルをバランス良く運営に反映させこれからの経営をより強固のものにしていく。そうしなければ、これからの発展は望めないでしょう。
すべてが人の考え方、その言動により勝負が決まる。
まずは、私と同じ想いを共有できる人創りを!

 

 

~2013年度~

 【時代の変化をチャンスに
 本年度のテーマを考えるにあたって非常に頭を悩ました。その理由は今の時代の変化があまりにも速すぎてどの方向に旗を振るべきかわからなくなりそうだったからだ。
 しかし、その時代の速い変化をちゃんと分析して、幹部たちとシッカリ行くべき方向を共有してベクトルをぶらさずに進むことが私たちのチャンスとなるならば、今年はそこをピンポイントに運営することが今後の㈱大広グループの岐路を正しく導くことに繋がると確信する。
 時代背景には少子高齢化や原油の高騰に端を発した製品価格の上昇、自分好みを大切にするセレクト志向の高まりなどお客様のライフスタイルや価値観は今、大きな転換期を迎えてきている。そうしたニーズの変化をいち早くキャッチし新たな業態開発、料理の商品開発に反映させる必要がある。
 さらに長期的には、現在も徐々に変化しつつある人口バランスは10年後20年後30年後には今とまるで違う人口ピラミッドで社会は構成される。これはただ単に買い手市場すなわちお客様に変化が起こるだけではなく、我社の大切な従業員の働く環境にもしっかり目を向けていかなければならないということである。
昨年の政権交代からはじまるアベノミクスによる経済の変動、我々の直接関係してくるであろうTPP、消費税増税などの短期的な様々な変化、そして上で述べている日本社会の長期的な構造の変化をシッカリと見据えて経営をしていきます。
 

  ~2012年度~
 【信頼される会社創り ~今までの信用を将来の信頼に~】
 まず、信頼とは何か?を考えた。信頼は自分自身で築いていくと同時に、他人からどのように評価されるかということであると思う。ただ単に自分ひとりで『俺は信頼がある』や『私はかっこいい』と言ったり思ったりしても、世間がそう認めてくれなければ、まるで意味が無い。
 信頼とは過去の姿や言動の信用度が今や将来の信頼に繋がると考える。そう考えると、現在進行形の今をどう行動しなければならないかが見えてくる。
飲食業にとって地域のお客様に信頼されることはとても大切、美味しい食事はもちろんのこと、口から摂取する食べ物や飲み物は安全安心であり、心から気持ちのよい接客、かゆいところに手が届く親切なおもてなし、そして行き届いた店舗の清掃など、全てがお客様に信用され、これから将来の信頼に繋がると信じている。
 今年の会社の展開は積極的な店舗オープンは行わず、既存店の基礎固めと労働環境の改善を行い、来たるチャンスをうかがいます。
 
 
  ~2010年度~
今年の目標は第3の創生期~新しい価値観の創造~
 『第3の創生期~新しい価値観の創造~』をスローガンに掲げ地域一番店を目指し、2010年度をみんなで乗り越えていきましょう。
 日本だけではなく世界レベルでの食の安全問題、食糧危機などで、今までとは違う食文化に対する価値観が新しく生まれ変わりつつあります。そんな中で我社がこの地域でのオピニオンリーダーとして地域の食文化の向上を牽引していく必要があります。これまでの㈱大広の歴史を振り返っても、時代の流れや価値観の変化に素早く対応し、お客様第一主義でこれまでの営みを繰り返してきました。これからも地域の豊かな食文化のため、お客様第一主義を基軸に外食産業に最も大切なQSCの向上に常に努力し、さらなる強い㈱大広をみんなで創っていこうではありませんか。
 
                            株式会社 大広   代表取締役 安東 大志

 

 
 

株式会社 大広

代表取締役社長
安東 大志

 

岡山県 美作市林野

昭和48年2月2日生

神奈川大学 卒